釉薬(ゆうやく、うわぐすり)とは、陶磁器の表面を覆うガラス質のコーティング層のことです。
素焼き生地の器に掛けて高温(1200℃以上)で焼くことで、原料が溶けてガラス化し、器に「光沢」や「色彩」を与えます。
専門的には「珪酸(けいさん)塩化合物」を主成分とする溶液ですが、陶芸の世界では、土と炎が織りなす化学反応を楽しむための重要な要素です。
釉薬の歴史は古く、紀元前3500年頃の古代エジプトにまで遡ります。
当時、銅の精錬を行っていた炉の中で、壁の成分(石英)と燃料の灰が偶然反応し、キラキラしたガラス状の物質が生まれたのが始まりと言われています。
それから5000年以上が経ち、科学技術が進歩した現代でも、実は釉薬の全容は完全には解明されていません。
土と炎が織りなす複雑な化学反応には、まだ人類が知り得ないメカニズムが隠されているのです。
「釉薬は奥深い」。
私たちはそう思いながら、日々この素材と向き合っています。
釉薬は、地球上に存在する118種類の元素のうち、わずか18種類ほどの組み合わせで作られています。
それぞれの役割を簡単に解説します。
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