展示概要
期間:3/9(木)~3/30(木)
会場:有田町 Bowl MAP
『Blue. 』について
日本で磁器が生産されはじめてから400年余り。
呉須による染付は日本磁器の起源であり、焼き物の装飾で根強い人気を残す技法です。
しかし、時代の変遷と共にこの呉須の文化が消え去ろうとしています。
陶都有田に根深く残るこの美しき“Blue.”を、呉須製造者とクリエーター2つの視点で捉え、
あらゆる角度から表現しました。
深海商店にとっては創業以来初めての展示であることにもご注目ください。
自己紹介
深海宗佑(ふかうみ そうすけ) / (株)深海商店( @gosufukaumi @fukaumishouten )
有田焼陶祖の一人、百婆仙の末裔。深海家13代目。
大手経営コンサルティングファームを経て、有田にUターン (2021年8月〜)
有田焼創造・近代化に貢献した先祖を目標に肥前窯業圏再興のために奔走
岩尾玄樹(いわお げんき) / プロダクトデザイナー
( @iwao_genki )
有田町出身 美術大学卒業後、文具メーカー、広告代理店を経て独立( 2022年4月〜)
有田焼の文化や魅力を、窯業に留まらず幅広いデザインアプローチで発信
在廊日
14日(火) 岩16:00~18:00
16日(木) 深14:00~16:00 岩15:00~17:00
17日(金) 深16:30~17:30 岩15:30~17:30
18日(土) 深15:30~17:00 岩13:30~16:30
19日(日) 深14:00~16:00 岩13:00~16:00
20日(月) 岩15:30~17:00
21日(火) 深14:00~17:00 岩15:00~18:00
23日(木) 岩13:00~15:00
30日(木) 深14:30~18:00
展示内容
染付という言葉の裏にある、“呉須 ”という用語に聞き馴染みがない方も多いかと思います。
この窯業の中で脈々と受け継がれ、当たり前に存在している“美しい呉須の青 ”を
製造現場のリアルな風景・表情と共に、新しい表現を追求しました。
The blood
400年間超代々親から子へと継承され、現代まで続く有田焼 。
その有田の中に脈々と流れ受け継がれている呉須を、“青い血液”として表現しています。
Daily life
呉須・釉薬の製造を続ける老舗、深海商店の日常を切り取った写真で表現しています。
Test piece
新しい表現の可能性の探究のために生まれてくる100種類のテストピースの参考展示。
焼き物の中に潜む化学を感じていただきます。
GOSU chemical reaction
呉須は釉薬と混ざり化学反応することで美しく発色する。その条件を活かし新しい装飾表現を研究。
木材に呉須を塗装した家具など、異素材との組み合わせにも目を向けています。
Sarayama Blue
共同プロジェクト、呉須×_.(ゴスカケル)で発表した呉須をシルクスクリーン印刷に用いたアパレルブランド。有田焼や有田の文化をモチーフとしたデザインで、新しい層にアプローチしています。
古伊万里湧刻文 –Ko-Imari yokokumon–
日本の美と欧州の嗜好が相交わり、絢爛で色鮮やかに、多くの人を魅了した古伊万里様式。
そのスタイルを現代版にアレンジしたプレートです。(第119回有田国際陶磁展 出展予定作品)