2024年8月24日(土)に東洋陶磁学会 50周年記念事業の大会3の福岡会場にて深海宗佑が講演させていただきました。
Table of Contents
テーマ
陶磁器研究のここが面白い!
会場
下記2会場をオンラインで繋ぎ実施されました。
●福岡会場:九州歴史資料館 研修室
●東京会場:東京大学 本郷キャンパス 国際学術総合研究棟 文学部3番大教室
プログラム
プログラム | 東京会場 | 福岡会場 |
①
9:30~12:30 |
森孝一氏(編集者・評論家)
北野珠子氏(東京藝術大学) 北野晶陽氏((株)藝品館) 秋岡礼子氏(NPO法人CUBIS) |
伊藤嘉章氏(東洋陶磁学会委員長)
野上健紀氏(長崎大学) 深海宗佑(深海商店) 庄村久喜氏(晩香窯) |
②
13:00~14:00 |
東京会場のポスター発表者が、各自のポスターの前にいますので、自由に討議・交流を深めてください。 | 福岡会場のポスター発表者が、各自のポスターの前にいますので、自由に討議・交流を深めてください。 |
③
14:00~15:30 |
①と同じ | ①と同じ |
④
15:30~16:30 |
②と同じ | ②と同じ |
講演内容
今回の講演では、「有田焼の魅力を伝える」と題して、現在4つの観点から行っている有田焼の魅力を伝えている内容をお話しさせていただきました。
講演目次
01. [歴史] – 有田歴史塾
02. [素材] – 呉須・呉須の製造工程
03. [素材] – 彩色展 SAI-SHIKI
04. [創造] – 釉薬づくり入門
05. [使用] – Arita Dining
ポスターセッションの様子と内容
ポスターセッションでは、講演の内容を踏まえた質問やポスターの中身に関するご質問をいただきました。
ご質問の内容は、
・呉須の製造工程に関して
・釉薬に用いる材料について
・酸化焼成と還元焼成による生地と釉薬の色変化について
・呉須カケルの取組みについて
・Arita Diningについて
などです。
モデレーターによるディスカッション
東京会場発表中
福岡会場でのモデレーターによるディスカッションと質疑応答
質疑応答では、
・創造力の源泉
・生まれ変わったらどんな仕事をしたいか
・若い人に向けて窯業界で働くことへのメッセージ
・100年後、200年後に自分の仕事がどの様に残っていて欲しいか
などのご質問をいただきました。
控室での1枚
最後に講演前の控室での1枚。
この度は、講演の機会をいただきまして、誠にありがとうございました。
共 催
九州歴史資料館、東京大学人文社会系研究科考古学研究室、東京大学埋蔵文化財調査室、東京大学人文社会系研究科次世代人文学開発センター
東洋陶磁学会(Japan Society of Oriental Ceramic Studies)について
東洋陶磁に対する関心は、近年世界的に非常な高まりをみせ、それらを鑑賞し、また研究する人々もきわめて多くなっております。
このことは日本においても同様ですが、日本では早くから東洋各地の陶磁器を受容してきたこともあって、陶磁器への関心はとくに強く、幅広く、近代の学問的蓄積にも見るべきものがあります。
この日本における東洋陶磁の鑑賞と研究の、長い伝統を受け継いで、日本国内はもとより、広く世界の愛好家・研究者との交流を深めながら、調査・研究のいっそうの拡大と成長をはかり、ひいては日本における学術・文化の向上発展に寄与することをめざして、1973年7月、この会が設立されました。
以来、学会機関誌を発行し、大会、研究会をかさね、今日に至っております。今後も日本における唯一の東洋陶磁研究を目的とする学会として発展させていきます。
※東洋陶磁学会HPより抜粋